JUDGMENT DAY (2)

第二話:進化って何?
第二話の原文
-+-+-+-
1859年にダーウィンは『種の起源』と題された本で彼の進化の理論を公表しました。それ以来ずっとそれは論争を引き起こしてきました。それはビーグル号による世界一周航海の後に始められた20年以上にわたる研究の総決算でした。その航海でダーウィンはそれまでに見たことの無かった膨大な動植物を収集しました。そしてイングランドに帰ったとき、特に南アメリカ沿岸から遠く離れた一続きの島々、ガラパゴス諸島と呼ばれるその島のさまざまに異なる鳥の魅力に気付きました。

ケネス・ミラー:彼は鳥の一部をムシクイだと考え、別の鳥はキツツキで、また別の鳥はフィンチだと考えました。でもこれらの鳥が何を意味しているのか、彼にはよくわかりませんでした。その鳥はみな非常に異なる生活様式に適応していました。あるものは虫を食べていましたし、あるものは例えば小さな種を食べていました。別の一部はガラパゴスで見つかる大きな種をすりつぶして食べる事ができました。つまり彼らは異なる外見、異なるクチバシ、異なる生活スタイルを持っていたのです。

ダーウィンがこれらの鳥の同定に協力を求めたとき、驚きに直面しました。

ミラー:彼は打ちのめされました。イギリスの鳥類の専門家が発見したことに驚愕しました:「全部フィンチです。キツツキではなくフィンチです。ムシクイでもなく、フィンチです。」

しかしなぜ、この小さな一続きの島でそんなに異なる特徴を持ったフィンチたちを見つけることになったのでしょうか?

ダーウィンは推論しました:自然において、個々の生物は食物のような有限の資源を争います。もし、例えば、ある鳥が群れの他のメンバーよりもわずかに大きなクチバシを持って生まれたら、大きな種が多く存在する島ではその個体に有利さをもたらすかも知れません。

長い年月を掛けて、大きなクチバシを持つ鳥はより多く生き残り、より多く繁殖に成功しそうです。そして小さなクチバシを持つものよりも多くの子孫に有利な大きいクチバシを伝えるでしょう。

ガラパゴスの個々の島の環境のような自然の圧力が、その環境に最適な個体を選ぶために、ダーウィンはこのプロセスを「自然選択」と呼びました。そして彼は時間とともにこのプロセスが新しい種を生み出すことができると考えました。

ミラー:ダーウィンが示したのは一般原則でした。それは自然の中でたやすく観察されました:種は不変ではありません。自然選択に押されたり、引っ張られたり、2つに引き裂かれることで種は時間とともに変わることができます。

ダーウィンは我々が今日見ることのできる全ての異なった種類の動植物が、人間も含めて、全てこのプロセスによって生まれたと考えました。彼は古い「変更を伴う由来[*連続性のある祖先種のこと]」から新しい種が漸進的に進化すると考えました。そしてあらゆる生物の関連性を大きな生命の樹として、それぞれの種を究極的には共通の祖先から枝分かれした小枝として、描写しました。

ニール・シュービン(シカゴ大学):あなたの系図を辿って、辿って、辿っていけば私たちの枝では類人猿との類似点が見つかります.さらに遡っていけば他の哺乳類との類似点が、さらに遡れば爬虫類と、さらには両生類、魚類、虫、クラゲその他との類似点が見つかります。あなたが見ているものは生命の連続性です。私たちは特別な存在ではないのです。私たちは全てを包み込む巨大な進化系統樹の小枝のひとつでしかないのです。

あらゆる生命の共通の祖先の概念はダーウィンの偉大な洞察のひとつでした。そして人も霊長類のような祖先から進化したという不穏な含みも認めました。

ミラー:多くの人の目には,我々を含めた地球上のあらゆる生命がすべて自然のプロセスによって生じたという考えをダーウィンが提唱したとき、神がなんの無関係もなくなるように感じられました。

そして約150年後、ドーバーの多くの人々は合衆国全体と同様にそう感じています。今日でも合衆国市民のおよそ半分から三分の一は進化を受け入れていません。

ビル・バッキンガム:私は個人的にそれが気に入りません。私はキリスト教徒ですから。聖書を全く誤りのない神の言葉だと信じています。創世記は我々がどのようにして生まれたかをありのままに私たちに教えていると思います。神は猿を作って、人を猿から作ったのではありません。神は人を作りました。

ドーバーでは、進化論への敵意は人間が霊長類のような祖先から進化したことを描いた16フィートの壁画が壊されたときからすでに爆発していました。壁画は科学室に飾られていましたが、誰かがそれを学校から持ち出して燃やしました。その時ビル・バッキンガムが教育委員会で生物の教科書の購入のために奮闘していたので、科学教師たちは彼が燃やしたのだと疑い始めました。

スパー:人と猿のこの考えはすぐに話題に上りました。私は直接彼にこう言ったことを覚えています:「これは消えた壁画と関係があるんですか?」

エシュバック:彼が壁画が燃えるのを大喜びで見たと発言したときです。

ジャニファー・ミラー:そう、彼は声を潜めていたけど、私たちは聞きました。

バッキンガムは事件との関わりを全て否定しましたが、伝えられるところでは、彼が進化と創造論を含んだ生物の教科書をさがしているといったとき、教育委員会の会議は混乱に陥りました。

クリスティ・リーム:普段の教育委員会の会議はとてもドライです。議論したい問題を抱えている2,3人が発言するくらいです。しかしその会議では数百人でした。白熱しました。みんな混乱に陥り、まるで動物園でした。まさに精神病院のようでしたよ。

タミー・キッツミラー:馬鹿げて、奇っ怪で…いろいろな形容詞を当てはめることができます。彼らは市民に対しても、教師に対しても無礼でした。彼らは誰の話も聞こうとしませんでした。自分たちの目的にだけ関心がありました。

アラン・ボンセル:民主主義では時々、9人の異なる意見が一緒になったとき、論争の的となる問題があるとき、白熱したときに、言うつもりが無かったことも10分後には言ってしまうかもしれません[somebody might say something they wish, 10 minutes from now, they wouldn’t have said.]。

-+-+-+-

第三話へ続く

広告

コメント / トラックバック2件

  1. […] JUDGMENT DAY (1) JUDGMENT DAY (2) JUDGMENT DAY (3) JUDGMENT DAY (4) JUDGMENT DAY (5) JUDGMENT DAY (6) JUDGMENT DAY (7) JUDGMENT DAY […]

  2. […] -+-+-+- 第二話へ続く カテゴリー:70% タグ:社会, 科学, JUDGMENT DAY, 宗教, 宗教と科学 […]

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中