世界中に広がったアリのコロニー

BBCニュースより。09/07/01
実際の類縁関係はどうなっているのか気になる。ごく最近分散した文字通り家族なのだろうか。近縁でも自分のと他のコロニーは区別しそうな気がするが。
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一つのアリのメガコロニーが世界中に植民地を作ったと科学者が発見した。ヨーロッパ、アメリカ、日本に住む膨大な数のアルゼンチンアリは関係のあるコロニーに属しており、お互いに戦うことを拒否する。そのコロニーはこれまで知られているどんな昆虫のものよりも巨大かもしれず、そのスケールで人間のライバルとなるかもしれない。人々もまた自身のメガコロニーがくっつき合うことを無意識に支援する。

アルゼンチンアリ:Linepithema humileは南アメリカ原産だった。しかし人間は南極以外の全ての大陸に意図せずに分散させた。この持ち出されたアルゼンチンアリは大きなコロニーを作ることと、深刻な外来種として有名だ。それは在来の動物や穀物に被害を与える。

ヨーロッパでは一つの大きなコロニーが地中海沿岸に沿って6000キロメートルにまで伸びていると考えられている。アメリカではカリフォルニア沿岸にそって900キロメートル以上伸びているコロニーが”カリフォルニアのデカいの”として知られている。3つめの巨大なコロニーは日本の西海岸にある。

アリが普通は非常に領土に敏感な一方、スーパーコロニー内の個体はもし彼らが10キロから100キロ離れて暮らしているとしても互いに寛容だ。それぞれのスーパーコロニーは全く独立していると考えられていた。しかし現在、世界中の何億ものアルゼンチンアリが実は、全て単一の世界規模のメガコロニーに属しているように見える。

東京大学のエイリキ・スナムラに率いられた日本とスペインの研究者は、ヨーロッパ、アメリカ、日本に住むアルゼンチンアリが非常に類似した炭化水素によってできた体表上の化学物質を共有していることを突き止めた。そしてさらなる実験が昆虫の世界的な野望の大きさを明らかにした。研究チームはヨーロッパの主なスーパーコロニーと、それより小さなイベリア沿岸に住むカタロニア・スーパーコロニー、それからカリフォルニアと西日本、神戸のスーパーコロニーから野生のアリを選び出した。彼らはそして、異なるコロニーから選ばれた攻撃的な個体が他の個体にどう振る舞うかを見るために一対一で引き合わせた。より小さなコロニーからのアリはお互いに攻撃的だった。西日本のアリが神戸のアリと戦い、ヨーロッパの大コロニーのアリはイベリアのアリと仲良くしなかった。

1つの巨大な家族
しかしヨーロッパの大コロニー、カリフォルニアのコロニー、そして日本でもっとも大きなコロニーの出身者はまるで彼らが古い友人であるかのように振る舞った。これらのアリは互いに触角をこすり合い、決して攻撃的になったり避けようとはしなかった。つまり彼らは広大な海によって隔てられた別の大陸に住んでいるにもかかわらず、同じコロニー出身であるかのように振る舞った。

もっともあり得そうな説明は、これら3つのスーパーコロニーのアリが全て本当に家族で遺伝的に近縁だと言うことだと研究者は述べた。彼らは接触したとき体表上の化学物質によって互いを認識する。「この個体群の膨大な規模と類似しているのは人間の社会だけだ」と調査結果を報告した the journal Insect Sociauxで述べた。

しかし皮肉なことに、はじめにアリを世界中に運んでメガコロニーを作ったのはおそらく我々人間だ。そして3つの大陸からアリを持ち出すことで、メガコロニーは絶えず混ぜ合わされ続ける。研究者はこう書いた。「人間はこの巨大な非攻撃的なアリの個体群を作った。」

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