テンプルトン財団に反撃する

またまたコインのブログから。
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アメリカで多くの調停主義者の後ろにいるのはテンプルトン財団だ。この財団は故ジョン・テンプルトンの投資活動のおかげで船べり一杯に現金を積んでいる。彼らは科学と宗教の統一という「大問題」の議論に科学者を誘い込むためにその資金を定期的に使う(あなたがこの議論で「大問題」または「深い問題」という言葉を聞いたら、それが意味しているのは「答えようがない問題」または「意味がない問題」ということだと安心して欲しい。そしてその大きくて深い問題はようするに宗教だと考えていい)。テンプルトンは討論や公表される議論にビッグネームの科学者や世俗的な学者が関わることを好む。というのも彼らの存在は、その他の点では見え透いたうさんくさい事業に本物らしい雰囲気を添えるからだ。

我々の幾人かは反撃を始めた。テンプルトンのベンチャーに参加したり名前を貸すことを拒否している。最近の拒絶はこういうものだった。サイエンスライターのエドウィン・カートリッジは何人かの新唯物論的、原理主義的、好戦的な無神論者にテンプルトン財団のプロジェクトに協力を求めた。これまでにダニエル・デネットとアンソニー・グレーリングが答えた。

題名:唯物論について質問

デネット教授、私は科学ジャーナリストで、テンプルトン財団のプロジェクトの一環として、唯物論を調べています。まず私はその用語がどのような意味で用いられているか(というのも様々な意味があるようなので)、次に唯物論的な視点が我々の周りの世界(特に人間の本性)とどのように一致するか、あるいはしないかを理解したい。そのために私は科学者、哲学者、神学者を含む何人かの異なる専門家と話をしています。あなたが心の哲学と隣接した分野で広く執筆されているので、話を聞くのに良いだろうと思い、電話をしても良いかと考えたのです。もし私と話しても良いとお考えなら都合の良いお時間と電話番号をお教えください。どうぞよろしく。
エドウィン・カートリッジ

デネットの返答:

カートリッジ氏へ
私は唯物論について、それから宗教的なスポークスマンが一辺の根拠も無い主張で混乱させる継続的な試み-その唯物論は意義や倫理において障害となります-について言いたいことを言いました(例えば『Breaking the spell』を見てください)

私は同じ事を二度する必要を感じないし、あなたのインタビューに答えることでそれが私にとって重要な問題だという印象を与えたくありません。それはそうではない。もしあなたが科学者と哲学者と、そして言うなら、この問題の振り付け師の視点を研究しているというなら、私は振り付け師がこの問題についてどんな専門的なことを言えるのか知りたい。あなたが科学者、哲学者、占星術師と言ったらメールに返事もしなかったでしょう。私が返信した唯一の理由は、この問題の専門知識を持つ科学者と哲学者のコートの裾に神学者を結び付けようとするテンプルトン財団の試みに私が不賛成であると伝えるためです。

何年も前に、私は非常に優れた科学者を占星術師や他の新しいイカサマ師と対決させようという会議に出席するという過ちを犯しました。私が自分の狼狽から知ったのは、我々が反対者をどんなに木っ端みじんにしても、聴衆の多くが占星術師への尊敬を増す結果に終わると言うことでした。ある人は私にこう言いました。「あなた方科学者が一生懸命それを拒否しようとしているのは、何かあるからに違いないと想像しました」。そのようなプロジェクトに共謀して、居心地は良いですか?
ダニエル・デネット

A.C.グレーリングはこうだ

カートリッジ氏へ
メッセージをどうもありがとう。私はこれがあなたに直接向けられたものでないと分かってくださることを望みます。私はテンプルトン関連の問題には関わりません。私は宗教を科学と混ぜ合わせることで立派に見せようとするテンプルトン財団のプロジェクトに賛成することができません。これは天文学と占星術、医学研究とおまじないを混ぜ合わせるようなものです。そしてプロジェクトへの協力のために大金を使うことにも不賛成です。テンプルトンはどう見ても、宗教的な見解の宣伝組織です。正直にいえば、彼らが好む古風な迷信を支援するためにお金をつぎ込んで、宗教の疑問を科学の疑問と同じ種類、同じレベルであると見せかける--つまり混乱させて宗教の信用を保とうとする事に視線をとどめるべきではありません。これが私がテンプルトンに関わらない理由です。
アンソニー・グレーリング

それで、誰かこれらの返答を「無作法」と考える人はいるだろうか?カートリッジ氏が受けた宗教と科学に関するテンプルトン=ケンブリッジ・ジャーナリズム・フェローシップの説明は次のようなものだ。彼らの目的の説明に注意して欲しい。

ジョン・テンプルトン財団は2006年に、科学と宗教のダイナミックでクリエイティブな境界を調査する機会を与えるために、出版、放送、オンラインで活動する小集団のフェローシップの提供を開始しました。

クリエイティブな境界だけ?破壊的な境界について書きたい人もいるだろう?

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